Saiのどん底FX物語。

1983年生まれのSaiさんは
大学生であった18歳の時に
(2001年か)
アルバイトで貯めたお金でFXトレードを始めた。
(明確な動機は知りません)

ノウハウやルールもない
最初から勝てるはずもなく、
何とか損を取り戻すために
書籍や教材で知識を貯め込み、
「よし、これで戦闘準備万端だ」と
700万円の資金をFXにつぎ込むも
1か月で100万円にまで減らしてしまう。

「買ったら下がり、売れば上がる」

Sai:
これは呪いだ
悪い霊が憑りついている
お祓いをしたら良くなるはずだ!
(他責思考)

神社へ行ってお祓いしてもらって
残り100万円でトレード再開するも
一瞬でゼロになる。
しかもその700万円はほぼ借金。

私:
投資は借金してやるな!
判断が狂うから

すべての資金を失う経験は
億トレーダーなら誰でもやらかしている。
そしてすべてを失って初めて気づく。

損切りは早めにすべきだった!
ナンピンは危険な行為だった!
大きすぎるロットサイズは恐怖でしかない!
俺は順張りが合っていそうだ!
自分ルールを守るのは本当に難しい!

などと。

Saiさんは大損失を被った後
テクニカルだけではダメだと悟り、
心理面の勉強をするようになる。

そこで自分のダメな原因を明らかにしていく。

稼げるようになるまで10年以上。
現在は専業としてコンスタントに利益を出している。

私が言うのも何ですが
最初にトレンドに乗って
運よく億を稼げてしまった人よりも
最初にどん底経験をした方がいい。

なぜなら本番で成果を上げるために
日々トレーニングを欠かさない人と
まぐれ勝ちした人とでは、
どちらがその後勝ち続ることができるでしょうか。

宝くじで億を当てた人の90%以上が
その賞金以上の資産に増やせていないと言う。
つまりお金を減らす一方の人生を歩んでいる。

中には破産した人
真面目に働けなくなった人
自殺した人
兄弟に殺されそうになった人

もいるそうだとか。

「最初からうまくいくとロクなことはない」

今あなたが相場で稼げていなくても
それはそれで自分の物語。
楽しまなきゃね。