長期投資は愚。

1945年生まれの友成正治さんは
長期投資からデイトレードへと変遷してきたが、
彼のブログを拝見していくと
現在はデイトレはしていないと思われる。

素朴で自由な生活をめざして
自然素材の家に住み、素朴な日々の生活を楽しみながら、将来の生活に向けた供えについて考えるブログ。

彼の処女作にありますが。
彼が25歳の時(1970年)
営業マンに99%確実だと言われて商品先物を買ったが、
結果はほぼゼロになったようです。

この本には難平買いの肯定意見が書かれています。

難平買い下がりは取得平均額を低くできるだけはなく、

1、安くなったところで買うので、同じ資金でも枚数を多く買える
2、安く買えたから、利幅が大きくなる

銘柄選びの基準として

①倒産リスクゼロの銘柄
②値下がりリスク極小の銘柄
③長い期間、底這いしている。

①については無借金経営の会社がいいとしている。
例えば東証一部の丸一鋼管(5463)

②についてはBPSとEPSを基準にしている。
(特に知名度の高い企業のBPSを重視)
株価がBPSを下回っていること。

③投資家に見放されている。
株価が限界まで売られている(売られ過ぎている)

「あなたはここに矛盾があるのがお分かりでしょうか?」

安くなったらチャンスと言いながら、
値下がりリスク極小銘柄を選べと言っている。

彼はこの長期投資を間違えた。
その証拠に後にデイトレにも挑戦しているから。

彼が投資を始めた時代は日本経済の成長期。
下がった株を買って保有していれば
いずれ元に戻った。我慢保有が報われた。

2000年に入るとデフレ不況に突入し、
2008年にはリーマンショックで長引く不況に陥った。

このご時世で東証一部でも倒産する会社がある。
株価が一気に半分になることもある。
(コロナ暴落はすごかったでしょ)

長期投資で下がった株をナンピンしていくと
塩漬け株ばかりを保有して全く儲からないし、
いずれ倒産株を掴んでしまい
スッテンテンにもなることもある。

私はあなたに言う。

「長期投資をやってはいけない!!」

資金が数億円、数十億円もあるなら別です。
配当金だけで生きていけるから。

ではナンピンはダメかというとそうではない。
ここまで下がったら損切りしようとする
“損切りライン”をしっかり守ればいい。

〔自分が買ったら下がる〕
ということをあなたも経験していると思う。
しかも頻繁に。

もし下がったら即損切りするルールを決めても
あなたはそのルールを守れない。
損切りは痛みを伴うがゆえに。

であるならばナンピンをしてもいい。
でも無計画のヤケクソなナンピンは厳禁にする。

ナンピンは何回までか?
いくらまで下がったら何株するのか?

そんなルールは自分の資金量に寄って
決めてもらえばいい。

相場は『資金管理』が超重要です!

この変化の速い時代には
大きく下がった株価が元に戻ることはないと考えてもいい。
時代の変化についていけないからです。

だからあなたは長期投資をやるな。